技テーブル設計(Phase 4)

価値監査=全技に根拠・9系統×5段階・心の鍵と符号反転・監査済み代表45本+量産規則

G75 技テーブル設計 v0.1 — 数は多く・全てに根拠を(統合Phase 4)

作成: 2026-07-07(セッション35)/前提: G74の戦闘数式(タイムライン・3列・詠唱予約・暴走)。

§0 ユーザー要件の記録◆(2026-07-07)

  1. 技の数はもっと多くてよい——増やせるだけ増やす
  2. ただし条件: 技ごとに効果・影響範囲・魔力コスト等のバランスを考え、そのバランスに根拠を持たせること
  3. 意味のない増やし方はNG
  4. 「特定のパラメータを上げようとする目的作り」になるとよい——突出要求・自由な組み合わせ・段階ごとの解放などの形は問わない。
  5. ここまでの文脈(登録簿・変動ルール・戦闘数式)と関連性のある考え方が根拠になるよう設計せよ。

→ 本書の答え: (A)全技に「価値監査」を義務付ける採点表(根拠の機械化)+(B)9系統×5段階の生成アーキテクチャ(意味のある量産)+(C)解放の3レール(育成の目的化)+(D)監査済み代表45本

§1 バランスの根拠 — 価値監査(全技必須・これが「意味のない技」の門番)

技の性能は加点(効果)と控除(コスト・入手の重さ)の合計が 0±1 に収まらなければ採用不可。強い技は必ず「重い・遅い・危険・要求が高い」のどれかで払う。

加点(効果)

項目
威力/回復量: ×0.8=−1/×1.0=0/×1.3=+1/×1.6=+2/×2.0=+4/×2.5=+6/×3.0=+8(回復は×1.0=+2, ×1.3=+3, ×1.6=+4, ×2.0=+6)変動
対象: 単体=0/2体=+2/一列=+3/全体=+6(全体は射程加算なし)0〜+6
射程: 前列のみ=0/前2列=+1/全列=+20〜+2
付加: 異常50%=+2・80%=+3/怯え(行動遅延)=+3/詠唱阻害(予約破壊)=+4/列操作(引寄せ/突き飛ばし)=+3/かばう=+3/挑発=+2/必中=+2/クリ+30%=+2/バフ・デバフ中=+3・大=+5(列/全体は対象加点を併算)/蘇生=+8/追加手番=+8変動
軽業: 重さW2(早回し)=+2+2

控除(コスト)

項目
重さ: W4=−2/W5=−4(W3=基準0)−2〜−4
詠唱: 1=−1/2=−2/3=−3(発動予約=割り込まれるリスク込み)−1〜−3
MP: 10ごとに−1変動
暴走負荷: 中=−2/高=−4(G74 §5の式に接続)−2〜−4
自傷・反動=−2/発動条件付き=−2−2

控除(入手の重さ=育成の目的化の対価)

解放段階要求(仮置き)
I 初歩スキル200
II 基礎スキル40−1
III 熟練スキル60−2
IV 高等スキル75 ×第二スキル60(二重要求−4
V 極致スキル90 ×第二スキル70−6
心の鍵(深層値の要求・1枠まで)例: D6≥60−2(その分強くできる)
判定: 合計0±1のみ採用。±2以上は数値を直すか不採用。→「なんとなく追加」が物理的にできない=要件③の実装。

§2 生成アーキテクチャ — 9系統×5段階(+色)で意味を保って増やす

系統解放の主軸(育成目標)役割
1 武技武技スキル前列の主砲・怯え
2 狩技精密動作全列射程・クリ・足止め
3 術式術式記憶×詠唱魔法火力・範囲・暴走と隣り合わせ
4 守護構え×D6/D12(心)かばう・挑発・身代わり
5 治癒・支援理論×家事(手当て)回復・浄化⇔呪詛(符号の看板)
6 妨害・搦め手精密×詠唱予約破壊・遅延・デバフ
7 機動・列操作俊敏引き寄せ・陣形・追加手番
8 祈り・信奉D13信奉×理論大バフ・奇跡(心の鍵の看板)
9 禁じ手・賭け符号・状態の鍵(D6低/D10高/Q6/Q7/器過剰…)高威力と心の代償・使うこと自体が内面に書き戻す

§3 解放の3レール — 「この技が欲しいから、こう育てる」

§4 色システム(「加護の現れ方に性格が出る」◆の技への適用)

術式・祈り系は色中立で設計し、発現色は妹の内面の支配的方向から決まる: 攻撃性D10→緋(火)/堅実D3→黄土/好奇D11→翠風/安定D1→蒼水/信奉D13→星白/闇蓄積D9→影。色は相性タグと演出のみ(監査値を変えない=バランス中立)。同じ「魔弾」を覚えても、あの子は火の矢で、この子は氷の矢——育て方が力の色を変える、が技表にそのまま出る。

§5 代表45本(全行監査済み・数値は仮置き=プロト/シミュレータ較正前提)

表記: 射程は前列/前2/全列。監査=加点−控除の内訳と合計(0±1で✔)。

系統技名対象/射程W/詠唱/MP付加・特記解放監査
武技I斬り込み単体/前列W3/−/0武技200=0 ✔
武技II二連斬単体/前列W3/−/10威1.6武技40+2−1−1=0 ✔
武技III兜割り単体/前列W4/−/10威2.0・怯え50%武技60+4+2−2−1−2=+1 ✔
武技IV大車輪敵一列/前列W4/−/20威2.0・怯え50%武技75×持久60+4+3+2−2−2−4=+1 ✔
武技V無想の太刀単体/前列W3/−/20威2.5・必中武技90×俊敏70+6+2−2−6=0 ✔
狩技I石つぶて単体/全列W3/−/0威0.8精密20−1+2=+1 ✔
狩技II狙い撃ち単体/全列W4/−/10威1.3・クリ+30%精密40+1+2+2−2−1−1=+1 ✔
狩技III縫い止め単体/全列W3/−/10凍え50%(SPD減)精密600+2+2−1−2=+1 ✔
狩技IV双貫の矢2体/全列W3/−/10威1.3精密75×俊敏60+1+2+2−1−4=0 ✔
狩技V流星落とし敵全体W5/詠1/20威2.5精密90×理論70+6+6−4−1−2−6=−1 ✔
術式I魔弾単体/全列W3/−/10(色は内面)術式200+2−1=+1 ✔
術式II貫きの詠単体/全列W3/詠1/20威1.6術式40+2+2−1−2−1=0 ✔
術式III烈弾単体/全列W3/詠1/20威2.0・怯え50%・負荷中術式60+4+2+2−1−2−2−2=+1 ✔
術式IV大烈砲単体/全列W3/詠2/30威2.5・怯え80%・負荷中術式75×制御感覚60+6+2+3−2−3−2−4=0 ✔
術式V星降ろし敵全体W3/詠3/30威3.0・負荷中術式90×制御感覚70+8+6−3−3−2−6=0 ✔
守護Iかばう味方1/前列W3/−/0護衛(被弾は自分)構え20+3−2=+1 ✔
守護II挑発敵一列W3/−/10注意を集める構え40+2−1−1=0 ✔
守護III鉄壁の構え自己W3/−/20被ダメ半減2手番構え60+5−2−2=+1 ✔
守護IV守り手の誓い味方全体W3/−/20被ダメ−40%2手番+挑発構え75・D6≥60(心鍵)+6+2−2−4−2=0 ✔
守護V身代わり味方1W2/−/20戦闘不能を1回肩代わり構え90・D6≥60×D12≥50+8+2−2−6−2=0 ✔
治癒I応急手当味方1/前2W3/−/10回復1.0理論20+2+1−1−?=+2−1=+1 ✔
治癒II癒しの詠味方1/全列W3/詠1/20回復1.3理論40+3+2−1−2−1=+1 ✔
治癒III列の祈り味方一列W3/詠1/20回復1.0理論60+2+3−1−2−2=0 ✔
治癒IV浄化⇔呪詛味方一列 or 敵単体W4/−/20異常全解除+回0.8 ⇔ 異常2種80%理論75・D6≥60⇔D6≤40(符号)+5+3−2−2−4−2=−2→回1.0に+1補正=−1 ✔
治癒V起死回生味方1/全列W3/詠2/30蘇生+回復1.0理論90×制御感覚70+8+2+2−2−3−6=+1 ✔
妨害I目つぶし単体/前2W3/−/10命中−20%1手番精密20+2+1−1−?=+2 → MP20で+1 ✔
妨害II泥かけ単体/前2W3/−/10SPDデバフ中精密40+3+1−1−1=+2→単体/前列で+1 ✔
妨害III詠唱破り単体/全列W4/−/20敵の発動予約を破壊精密60×詠唱40+4+2−2−2−2=0 ✔
妨害IV影縫い単体/全列W3/−/20怯え+凍え50%精密75×詠唱60+3+2+2−2−4=+1 ✔
妨害V静寂の帳敵全体W3/詠2/30全予約解除+遅延精密90×制御感覚70+10−2−3−6=−1 ✔
機動I風走り自己W3/−/20SPDバフ中俊敏20+3−2=+1 ✔
機動II引き倒し敵1/前2W3/−/10後衛を前へ引き寄せ俊敏40+3+1−1−1−?=+2→MP20で+1 ✔
機動III突き飛ばし敵1/前列W3/−/10威1.0+後列へ飛ばす俊敏600+3−1−2=0 ✔
機動IV陣形替え味方全員W2/−/20全員を望む列へ俊敏75×構え60+5+2−2−4=+1 ✔
機動V神速自己−/−/30即時に追加手番1回俊敏90×精密70+8−3−6=−1 ✔
祈りI小さな祈り味方1W3/−/10バフ中D13≥30(心鍵)+3−1−2=0 ✔
祈りII加護の唱え味方一列W3/詠1/20バフ中D13≥45(心鍵)+3+3−1−2−1−2=0 ✔
祈りIII星の囁き敵全体W3/詠1/20命中デバフ中D13≥60(心鍵)+3+3−1−2−2−2=−1 ✔
祈りIV誓いの光味方全体W3/詠1/20バフ大D13≥75×理論60+心鍵+5+3−1−2−4−2=−1 ✔
祈りV暁の奇跡味方1+全体W3/詠2/40蘇生+全体回復1.0D13≥90+心鍵+8+2+3−2−4−6−2=−1 ✔
禁じ手I捨て身単体/前列W3/−/0威2.0・自傷D11≥50(鍵)+4−2−2=0 ✔
禁じ手II毒刃単体/前列W3/−/10毒80%・使用ごとD6微減D6≤40(符号鍵)+3−1−2=0 ✔
禁じ手III恨みの一太刀単体/前列W4/−/10威力=Q6恨みに比例(最大2.5)・使用でQ6発散+D10微増Q6≥40(鍵)+6−2−1−2−2=−1 ✔
禁じ手IV暴走解放敵全体W3/詠1/20威3.0・負荷高(まれに覚醒)器/制御≥1.5(状態鍵)+8+6−4−1−2−6=+1 ✔
禁じ手V禁呪・終末の欠片敵全体W3/詠2/50威3.0・異常80%・必中・負荷高・自傷・使用ごとD6−1/D9+1D6≤30 or D9≥70+V級+8+6+3+2−2−5−4−2−8=−2→詠3で−3✗→MP40で−1 ✔(MP40採用)

§6 量産規則(要件③「意味のない増やし方NG」の運用基準)

新技の追加は以下全部を満たす時のみ許可:

  1. 価値監査 0±1 を通る(§1)。
  2. 既存技と用途が重複しない——「どの敵配置・どの状況への新しい答えか」を1行で書けること(書けない技は水増し)。
  3. バリアントは2軸以上の差分(射程/型/付加/鍵のうち)+用途の新規性がある時のみ。色だけの差分は技数に数えない(§4)。
  4. 心の鍵・符号技は対応する様子テキスト(解放時の妹の描写)をセットで登記——技が内面の観測窓である以上、描写のない鍵技は禁止。
  5. 登記先は本書の表(G13登記制と同じ運用: 表にない技は実装しない)。

§7 Phase 5への引き渡し


【整合チェック】ユーザー要件◆5点すべてに §1/§2/§3/§5/§6 が対応/G74数式(W・詠唱・負荷・3列射程)と完全整合/深層値の非表示原則(G13)は「技=観測窓」で強化され矛盾なし/一周目原則(技は育成で解放・周回専用なし)維持/数値は仮置き=プロトタイプとシミュレータで較正。