パラメータ登録簿(Phase 1)
G71 パラメータ登録簿 v0.1 — 基底(設計語彙)⇔ G13(実装変数)の翻訳・欠落検査・登記提案
作成: 2026-07-07(セッション30)=統合Phase 1(計画=G70 §2/§5)。
入力: 素材\alchemia_design_pack_v2\02_parameter_registry_full.md(基底102・人間像逆算メソッド)/GDD\G13_内部パラメータ仕様_v0.1.md(実装正本)/GDD\G10 §1(表層10+D/T定義)/GDD\G40 §2-§3(END46系統・125勘定)/GDD\G50 §1(兄パラメータ)。
方式(G70 Q1決定): 基底=設計するときの語彙(正本はパック02・複製しない)/G13=ゲームが実際に持つ値(登記制維持)。本書は両者の対応表・受け皿の欠落検査・G13への登記提案。正式登記はユーザー承認後(G13 §8-1)。
§1 パックが保留していた設計判断3点 — 本ゲームでの決着案
- 信念・イデオロギーの強度(パックの問い: 第5の属性軸にするか、倍率ブースターに留めるか)
→ 本ゲームは属性カタログ自体を持たない(加護=内面の方向性の表現◆・G70 Q2)ので「軸か否か」の問いは消滅。基底1本として採用し、深層に新設を提案(§3-A1「D13 信奉・打ち込みの強度」)。聖職の使命型とカルト・過激の生涯持続型が同じ値の符号違いになる——テーマ「名前は人を決めない。育ちと選択が決める」の数値実装そのもの。
- 自己肯定感を魔力制御の式に入れるか
→ 入れる。本ゲームには既にD2(自尊・自己効力)があるため新設不要。戦闘の制御式の気質補正に追加項(後方互換)としてD2を配線する——「本番で崩れない・暴走から立て直せる」の材料(K53達成体験とも整合)。式の実装はPhase 3(G73)で登記。
- 才能の芽(芸術・運動・言語・巧緻)
→ 本ゲームには興味(Q3好き度)と機会(E4芽)はあるが「生まれつきのわずかな向き」が無い。隠しロールに T4 適性シードを新設提案(§3-A2)。効果は上限ではなく立ち上がり速度と大成功率の微補正——才能決定論にしない(T1差次感受性と同じ「傾き」思想。「育ちと選択が決める」を壊さない)。魔法/戦闘への配線: 巧緻→制御の安定側に微補正/身体→戦闘系/芸術・言語→育成・職業専用。
§2 写像表 — パック12系統の基底 → 本ゲームの受け先
| パック系統(代表基底) | 本ゲームの受け先 | 備考 |
|---|---|---|
| 身体・生理(体力/筋力/敏捷/健康) | 表層「体力」+下位スキル | 快楽感受性は§3-B(合成) |
| 知能(Gf/Gc/WM/処理速度/メタ認知) | 表層「学力・魔力・器用」+下位スキルツリー | CHC5分割は表に出さない。戦闘導出式の入力粒度は下位スキル(術式記憶・詠唱速度等)で確保=G73で配線。メタ認知は§3-B |
| 情動(安定/衝動/不安/レジリエンス) | D9・T2気質・Q1機嫌・D3 | 恐怖感受性・楽観悲観は§3-B |
| 意志・実行(勤勉/グリット/好奇心/実行機能/野心) | D3・D4・D5・Q2やる気 | 野心はWant側(G42期待価値)で表現 |
| 対人(共感2種/発信受信/境界設定/協調/社会的知覚) | 表層「社交・魅力」・D8・E5 | 境界設定は§3-B(合成) |
| 魅力・自己呈示(自己肯定感/見せ方/清潔感/性的自己認識) | 表層「魅力」・D2 | 性的自己認識は§3-A3(R18枠) |
| 人気・地位(受容/影響力/リーダーシップ/評判の質) | E5関係値・表層「社交」下位・(兄側はB7) | 妹個人の「名声」独立値は保留=§3-B |
| 核・価値観(価値6軸/SDT/信念強度/支配欲/自己超越) | D6・D7・D4・D12+D13新設案 | 支配欲は§3-B(合成) |
| 道徳(基盤6/正直謙虚/良心/罪悪感/道徳的解離) | D6 | 道徳的解離は§3-B(状態合成) |
| 認知フィルター(統制所在/マインドセット/愛着/世界安全/憤り) | D5・D1・D9・Q8反発 | 疎外感=Q8×E3友人規範の合成 |
| 傾向フラグ(依存/リスク/承認/攻撃/逃避/支配服従) | Q5万能感・Q6恨み・Q7勝利の記憶・Q8・Q9癖・D10・D11・E8非行3段 | 逃避はD9×D2低×D8低の合成+Q9癖 |
| 才能の芽(4種) | T4新設案 | §1-3 |
§3 受け皿の欠落検査と登記提案
A. G13への新設提案(3件のみ・承認待ち)
- D13 信奉・打ち込みの強度(0〜100)——「何か(信仰・大義・師・道)をどれだけ強く信じ献身するか」。方向は問わない(向社会か反社会かは D6/D8/環境で決まる)。増減要因: 打ち込む対象との出会い・裏切られ体験・兄の語り方。判定先: 使命型司祭/聖女の厚み・カルト教祖・レジスタンス団長・生涯持続型非行・「万能感Q5と別物の芯」。※増減要因と判定先が両方ある=G13 §8-2の存置基準を満たす。
- T4 適性シード(隠しロール・芸術/身体/言語/巧緻の4種・各-1/0/+1程度の傾き)——立ち上がり速度と大成功率の微補正のみ。画家(蘭の子T1×T4芸術)・鍛冶職人・吟遊詩人らの「その子らしさ」の種。
- R18拡張枠(18歳以降にのみ活性化するモジュール・中身の設計はR18工程で後日)——性的自己認識・親密さの距離調整・逆境/スティグマ耐性。娼婦37→夜の女王42の「急転落させない・必ず3段を踏む」設計に専用の受け皿が要る。18歳前はデータとして存在しない(R18分離◆と整合)。登録簿には枠だけ登記。
B. 新設せず「合成」で表現(理由: 動かない値を増やさない=G13 §8-2)
| パックの基底 | 本ゲームでの合成表現 |
|---|---|
| 恐怖感受性・勇敢さ | D2×D10×D11+場面補正(勇者ゲートは既存のD1/D6/D2×真相で成立済み) |
| 楽観/悲観 | D5マインドセット+T2気質で近似 |
| 道徳的解離(良心があるのに残虐) | 単一値にせず状態合成: D9極域×D1崩壊(暗殺者35の「情動平板化」の正体をこれと定義) |
| 支配欲 | Q5万能感×D10×評判の合成(カルト教祖41・夜の女王42) |
| 快楽感受性・慢性的不満足 | Q7勝利の記憶+D4毀損(外発漬け)の合成(ギャンブラー38=K49と整合) |
| 境界設定(搾取されるお人好し) | D6高×D8高×D3低の合成 |
| メタ認知 | プレイヤーの「観察」システムが妹のメタ認知を代行する構造(G10 §1-C)+D5。※パックの「自己認識ズレUI」は兄側のUI演出(見えている数字≠真実)としてG73/UI設計へ |
| 妹個人の名声・影響力 | E5+兄B7経由+表層「社交」下位スキル。独立値は保留(第2P討伐編で「英雄の名声」が必要になったらE系に登記) |
C. 表層の扱い(確認)
表層10(学力/魔力/武勇/体力/器用/魅力/社交/家事/芸術/金銭感覚)は変更しない。戦闘導出式が要求する細かさは下位スキルツリーで受ける(G73で配線)。
§4 兄の基底 — 「第3フェーズで兄のパラメータも重要になる」◆への対応
結論: 新設は最小限。既存の兄値(G50: 能力6種・状態4種・評判5系統・人脈・資産/G13: B1〜B7+E6約束履行)で第3フェーズの判定材料はほぼ揃っている。
- 唯一の拡張提案: B7評判に第6系統「魔王領」を追加(第3Pで人側/魔側の両方から信を得る度合い。新値でなく既存評判の系統追加)。
- 実装方針: 第0〜2Pの兄の生き方ログ(職歴・稼ぎ方・約束履行・手仕事B6・評判)を、第3Pの交渉・支援判定に読み替える対応表を作る(値を増やさない)。読み替え表はPhase 3(G73)と物語側(G27)で協調して設計。B6手仕事=F9(贈り物が継承に反応)の判定元として確定筋。
§5 人間像逆算 — 本ゲームのEND群で受け皿を検査(パック02第1部のメソッド適用)
| END(G40の実物) | 必要な受け皿の合成 | 判定 |
|---|---|---|
| 勇者43 | D1+D6+D2高 × T3出自 × E7真相 | ✓既存 |
| 魔王34(経路A虐待/B愛ゆえの絶望) | D9×D1崩壊 / D1高×世界喪失 | ✓既存 |
| 暗殺者35 | E8完走 × D1崩壊 × 情動平板化(=§3-B状態合成) | ✓合成で成立 |
| 娼婦37→夜の女王42 | 経済崩壊×D2低×D8低×家出 + R18枠(18歳以降) | ✓要§3-A3 |
| ギャンブラー38 | D3低×Q7×監督崩壊×D4毀損(K49) | ✓既存 |
| カルト教祖41 | Q5万能感×D8断絶×D13信奉 | ✓D13で厚くなる |
| 偽聖女(18変種) | D6高×D7低×統制育ち(K12) | ✓既存 |
| 折れる歌姫(14変種) | D2×Q5過大評価(K34) | ✓既存 |
| レジスタンス団長29 | Q8反発の正転化×D6高×D13 | ✓D13で厚くなる |
| 画家15(蘭の子の開花) | T1高×T4芸術×Q3 | ✓T4で厚くなる |
| 引きこもり(特殊END2種) | D9×D2低×D8低の合成+Q9癖 | △G40 §4の正式ゲート定義と未突合(同§は今回未読・Phase 5で照合) |
| 平凡な幸せ45/宿屋の女将25 | D1安定×野心低(Want側) | ✓既存 |
| 兄のお嫁さん44(統合END) | D12二トラック×E6×B5兄側ゲート | ✓既存 |
検査結論: 新設3件(D13/T4/R18枠)+§3-Bの合成規約で、46系統+特殊ENDの全アーキタイプが「受け皿の合成」で表現できる。受け皿不足による設計詰まりは現時点で見当たらない(引きこもりゲートのみ要照合)。
§6 Phase 2(変動ルール)への引き渡し
変動ルールの入力フォーマット(予約・パックPhase 2スキーマ+K番号):
{ K番号, 行動/事象, 主に動く先(G13のID), 副次, 変動量の型(小/中/大), T1乗算の有無, 可塑性期(第0〜3P), 条件 }
G10/G13は既にK番号付きで書かれているため、Phase 2の主作業はK01〜K55の全数を上記形式に落とす対応表+文献ギャップ調査(G70 Q7)。
【整合チェック】(G70 §4-2の照合先に対して)
- 総覧§0核5点: 矛盾なし(研究で値を検討する=本書の方法そのもの)。
- 加護=内面の方向性の表現◆: D13/T4は「方向性」の材料になり整合。無加護=内面の欠陥ではない(F7)に抵触する新設なし(兄側は評判系統の追加のみ)。
- R18=18歳以降◆: §3-A3は18歳以降のみ活性のモジュール枠で整合。
- G13登記制: 本書は提案。承認後にG13へ正式登記(D13/T4/R18枠/B7第6系統の4行追記)。
- 一周目完結原則・特許非考慮◆: 抵触なし。
- 未照合として明示: G40 §4特殊ENDゲート定義との突合(引きこもり)=Phase 5で実施。